冬至は1年で最も夜が長い日。2025年12月22日0:03に迎えます。
占星術ではこの日、太陽が射手座から山羊座へ移動し、私たちのテーマは射手座の持つ「拡大」から山羊座の持つ「現実化」へと切り替わる時です。
占星術では、この「冬至」の星の配置が今後3ヶ月の流れを表しているとされています。
というわけで、12/22冬至から春分までの雰囲気を冬至図(冬至を迎えたときのホロスコープ)を基に読んでいきますので、ご参考にされてみてください。
この記事では、以下の3点をわかりやすく解説します。
- 冬至の占星術的な意味
- 太陽山羊座期のテーマ
- この時期に意識したい過ごし方
一般的な東京中心のホロスコープと私の住む沖縄基準のホロスコープを比較も交えながら、冬至からの流れをお伝えしていきたいと思います!
冬至とは?天文学と占星術の違い

天文学的な冬至
- 太陽の南中高度が最も低い日
- 北半球では昼が最も短い
占星術における冬至
- 太陽が山羊座0度に入る
- 社会・現実・責任のサイクルが始まる
冬至の文化|日本・沖縄・海外の違い

日本での冬至の文化
日本では冬至は、「寒さがいちばん厳しくなる前に、体と心を整える日」として大切にされてきました。
代表的なのは、
- ゆず湯に入る
- かぼちゃ(南瓜)を食べる
といった風習です。
ゆず湯は、体を温め、邪気を払うため。
かぼちゃは、保存がきき栄養価が高いため、
「冬を元気に越すための知恵」として食べられてきました。
日本の冬至は、大きく祝うというよりも、日常の中で静かに養生する日という位置づけです。
沖縄の冬至の文化
沖縄では、冬至は「祖先を思い、家族の健康を願う日」として大切にされてきました。
本州のようにゆず湯に入る習慣はありませんが、
沖縄では冬至の日に「トゥンジージューシー(冬至雑炊)」を食べる風習があります。
トゥンジージューシーは、豚肉や昆布、野菜などを入れた滋養のある料理で、「冬を元気に越すための食事」として各家庭で作られてきました。
また、沖縄では冬至を太陽の力が弱まり、再び強くなっていく切り替わりの時期と捉え、祖先や自然に感謝しながら、静かに過ごす日と考えられています。
派手に祝うというよりも、家族や先祖とのつながりを感じ、体と心を整えることが大切にされてきました。
海外での冬至の文化
海外での冬至は「光がよみがえる日」として祝われることが多くあります。
たとえばヨーロッパでは、古くから冬至を境に太陽の力が戻ると考えられてきました。
- 北欧の「ユール(Yule)」
- 古代ローマの「サートゥルナーリア」
など、火を焚いたり、キャンドルを灯したりして、光の再生を祝う文化が残っています。
また、キリスト教のクリスマスも、冬至の太陽信仰と深く結びついているといわれています。
海外の冬至は、暗闇の中に光を見つける祝祭という意味合いが強いのが特徴です。
太陽が山羊座に入る(=冬至を迎える)と何が変わる?

太陽が山羊座に入る(=冬至を迎える)と楽観的で自由な射手座のエネルギーから制限や規則などを重んじる山羊座エネルギーへと変わります。
海外的なハロウィンやクリスマスから一転、山羊座の時期に入ると日本人であれば、年末年始の歴史的な文化が目立ってきます。
お歳暮の文化や年末の大掃除、新年の除夜の鐘や初詣、正月のご挨拶まわりなど、山羊座はしきたりや歴史や文化とも関連のある星座のエネルギーです。
山羊座のキーワード
- 真面目
- 責任感
- 管理能力
- 仕組み
- 大人意識
- 常識的
- 努力
- 指導力
- 歴史・文化
など
冬至のホロスコープ(冬至図)について

占星術では、冬至の瞬間に作成するホロスコープを「冬至図」と呼びます。
冬至図は、太陽が山羊座に入る瞬間の星の配置を示したもので、この図から冬至から春分までの約3か月間の流れを読むことができます。
個人の運勢を細かく占うというよりも、社会全体のムードや、時代のテーマ、「今、どんなエネルギーが動き始めているのか」を俯瞰して見るためのホロスコープです。
そのため冬至図は、
- これから何が育ち始めるのか
- どんな価値観が現実化していくのか
- 社会や私たちの意識がどこへ向かうのか
といった大きな流れを読み解くのに適しています。
ここから先では、この冬至図をもとに、今後3か月間に流れやすいテーマを読み解いていきます。
日本で起こる流れを読むには、日本の中心である「東京」基準で読むのが一般的です。
ですが、私が沖縄住みのため、「沖縄」基準の冬至図ホロスコープも読んでみたいと思います。沖縄在住の方はそちらもご参考にされてみてください。
「東京」と「沖縄」の冬至図をそれぞれ読み、その違いについてもまとめてみたいと思います。大まかな流れは共通しているものの、多少違いもあるのでお伝えいたします。
冬至は、星の配置を理解するだけでなく、「今、自分の内側で何が静かに始まっているのか」に意識を向けることも大切な節目です。
noteでは、冬至をもう少し感覚的に、「新しい流れの始まり」という視点からやさしくまとめています。
2025年12月22日冬至のホロスコープ(冬至図)と比較

👈左側が🌺沖縄の冬至図ホロスコープ
右側🗼東京基準の冬至図ホロスコープ👉


同日・同時刻なので、東京と沖縄での星の配置には変わりがありませんが、時間軸が変わってきます。
占星術を知っている人なら、「アセンダント」が沖縄では乙女座、東京では天秤座なことがわかるかと思います。
占星術の「アセンダント」は全体的な雰囲気を表しますので、
沖縄では冬至からの3ヶ月の雰囲気は「自己管理」がテーマ
東京では冬至からの3ヶ月の雰囲気が「パートナーシップ」がテーマ
だと言えます。
そして、感受点(Asc ,Dsn ,IC,MC)というホロスコープの箇所から読むと
沖縄基準では向上心を持って高みを目指すために見えない世界の力や自分の思い描くビジョンをどんどん広げていき、身近な人へ還元していくため、自己管理・整理整頓していく。流れに乗って自分の役割を見出すと読めます。
東京基準だと、社会的に成功していくため、大人な自分を確立していくために新たなことをとにかく始めて行くことで日本を(自分の身近な環境を)活性化していける。日本(自分の身近な環境を)を上手く仕組み化していくため、守っていくためのバランスが大事だと捉えることができます。
どちらも星の配置が同じことから、共通して読めることは自分の理想のビジョンやこうなりたい!という意識が芽生えるけれど、そこに到達するには現実的な努力が必要だということ。
努力もすぐに形が見えるものではないと思いますが、目標を明確にしておくことも大切です。日本全体的には目標を達成するために今、基盤を作っておくことが大切なこと。そして、それにプラスして沖縄の方は目指しているものを「人に話す」というのもやってみると良いでしょう。
自分が達成したい目標に向けて、世の中がどんどん動き出すと思いますので、その流れに置いていかれないように。
そして、何よりも大事だなと私が感じるのは、自分が理想とするビジョンを他人に何を言われようが突き抜けていくこと!
家族や身近な人から、あなたの夢を抑圧されることもありそうな雰囲気なので、周りに言われたからやらない、とならないようにしていただきたいなと思います。あなたがこだわりを持って、「やる!」と決めたら絶対にそこに近づくことはできるので、一緒に頑張っていきましょう!
(人の夢に対して、何かしら言ってくる人は大抵、その夢を達成したこともない人ですよ。)
そして、あなたの役割というのも大切なので、それについても考えてみてくださいね♪
この冬至のホロスコープをまとめて一言で表すと「仕組みの基盤を作る!」だと思います✨
実は、冬至が本来の正月とも言われていますので、ここから改めて出発していきましょう〜!
noteでは、2025年冬至のサビアンシンボルを一覧で気軽に読める形にまとめています。(サビアンシンボルはシンボルを用いた西洋占星術の一つです。)
▶︎ 冬至のサビアンシンボル一覧|2025/12/22 太陽が山羊座に入る日の意味
まとめ

冬至は、太陽が山羊座に入り、現実を形にしていく流れが始まる大切な節目です。
2025年の冬至から春分までは、理想を描くだけでなく、「続けられる仕組み」を作ることが鍵となります。
星の流れをヒントに、あなた自身のペースで、一歩ずつ前へ進んでいきましょう!
冬至は、新しい1年に向けて静かに種を蒔くようなタイミング。
ブログでは冬至図をもとに、今後3か月の流れを占星術的に解説しましたが、noteでは「今の自分にどう向き合うか」という視点で、もう少しやわらかく冬至のメッセージを綴っています。
理論よりも感覚で受け取りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
冬至は、占星術的にも「本当の始まり」とされる節目です。
この時期から年末年始にかけて、内省と願いを書き出す習慣として知られているのがヨーロッパに伝わる「ラウナハテ(Rauhnächte)」です。
ラウナハテについては、まずはこちらの記事で文化的な背景や意味を無料でまとめています。
▶︎ ラウナハテとは?|日本でまだ知られていない『12の夜と13の願い事』
さらに、実際に書き込みながら実践したい方のために、12夜を導くジャーナル形式のnoteもご用意しています。



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