ラウナハテ(Rauhnächte)は、ヨーロッパで古くから伝わる「特別な12日間(12の夜)」の過ごし方です。
「ラウナハテ」とは、ドイツ語の “Rauhnächte” または “Raunächte”(ドイツ語発音:ラウナハイテ)、日本語では「ラウナヒテ」や「ラオネヒテ」と表記されることもあります。
期間は12月24日〜1月6日。
古い年と新しい年のあいだに位置する「境界の時間」であり、「時間が止まる」「異界の扉が開く」と語られてきました。
この12日間は、翌年の12か月それぞれに対応しているとされ、自分を整え、願いを宇宙に委ね、内面と向き合う期間として大切にされています。
「もっと深く、自分と向き合う時間を作りたい」「ラウナハテを使って来年のテーマを受け取りたい」
そんなあなたにぴったりの内容です。
この記事を読んで、クリスマスイブから『12夜のジャーナリングと13の願いワーク』を行って、希望やワクワクとした気持ちで新年を迎えましょう🫶
日本ではまだほとんど知られていませんが、占星術・ジャーナリング・願い事文化と非常に相性が良く、世界中で再注目されています。
👇日本で検索しても出てきませんが、「Rauhnächte」と検索してみると海外版の書籍は多数出てきます。
- ラウナハテ(Rauhnächte)はどんな期間?いつ始まり、いつ終わる?
- ラウナハテ(Rauhnächte)の起源(ヨーロッパの民間伝承)
- なぜ今、ラウナハテ(Rauhnächte)が注目されているのか?
- ラウナハテ(Rauhnächte)の過ごし方・基本の儀式(初心者向け)
- ラウナハテ(Rauhnächte)期間の夢の意味(夢占いとの関係)
- ラウナハテ(Rauhnächte)13の願いの儀式(リチュアル)
- ラウナハテ(Rauhnächte)12夜のジャーナリングガイド
- 第1夜(12月24日/25日)
- 第2夜(12月25日/26日)のラウナハテジャーナリング
- 第3夜(12月26日/27日)のラウナハテジャーナリング
- 第4夜(12月27日/28日)のラウナハテジャーナリング
- 第5夜(12月28日/29日)のラウナハテジャーナリング
- 第6夜(12月29日/30日)のラウナハテジャーナリング
- 第7夜(12月30日/31日)のラウナハテジャーナリング
- 第8夜(12月31日/1月1日)のラウナハテジャーナリング
- 第9夜(1月1日/2日)のラウナハテジャーナリング
- 第10夜(1月2日/3日)のラウナハテジャーナリング
- 第11夜(1月3日/4日)のラウナハテジャーナリング
- 第12夜(1月5日/6日)のラウナハテジャーナリング
- ラウナハテを続けると人生はどう変わる?
- まとめ|ラウナハテは「自分を整える12夜」
ラウナハテ(Rauhnächte)はどんな期間?いつ始まり、いつ終わる?

ラウナハテは「12月24日夜〜1月6日深夜」に行われる伝統行事です。
2025年の冬至は、12/22に迎えます。冬至は占星術とも関連性があり、太陽がちょうど山羊座に入った日が冬至となります。
ラウナハテのワークは、冬至からの13の願い事ワークから行い、
ジャーナリングワークを
12/24〜12/25 → 1月の象徴
12/25〜12/26 → 2月の象徴
…というように続けるのが良いでしょう。
ラウナハテの期間中は「過去と未来の境界線が曖昧になり、夢や直感が強まる」とされ、
瞑想・占い・手放し・願い事の儀式にとても適しています。
ラウナハテ(Rauhnächte)の起源(ヨーロッパの民間伝承)
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ラウナハテ(Rauhnächte)は、ケルトやゲルマンの古い文化に由来します。
- 動物が人間の言葉を話す夜
- 精霊やご先祖が帰ってくる夜
- 生者と死者の世界のベールが薄れる夜
このような静かで神秘的な夜として語り継がれてきました。
だからこそ「静けさ」と「内省」を大切にする文化が残っています。
なぜ今、ラウナハテ(Rauhnächte)が注目されているのか?

現代では以下の理由でラウナハテが人気です。
- 心を整える「12日間ジャーナル」が効果的
- マインドフルネスとの相性が良い
- 占星術と掛け合わせると理解しやすい
- 自分を深く見つめ直す機会になる
- 願い事(13の願い)が現代人に刺さる
忙しい毎日の中で「深呼吸する時間」を取り戻すため、
ラウナハテは世界中の人に愛されるようになりました。
ラウナハテ(Rauhnächte)の過ごし方・基本の儀式(初心者向け)

ここからは、初めてラウナハテに触れる方でもできる“やさしい過ごし方”を紹介します。
まず何をすればいい?ラウナハテの基本準備
準備するものはたったこれだけです。
- ジャーナル用ノート
- ペン
- キャンドル※用意できる方
- お香(ホワイトセージやパロサント)※用意できる方
- 静かに過ごせる時間
特別な道具は必要ありませんが、「灯り」はとても象徴的。キャンドルの優しい炎が、あなたを深い内省へ導いてくれます。
※キャンドルやお香などは用意できる方はこのワークと一緒に使ってみるのも良いですが、無ければ無理に用意する必要はありません。リラックスして静かにジャーナリングワークができれば大丈夫です。
ラウナハテ(Rauhnächte)期間の夢の意味(夢占いとの関係)

ラウナハテは「夢が予兆になる」とされる期間。
翌年の各月のテーマを夢が教えてくれるとも言われています。
夢を見たら、すぐにメモしましょう。
- 出てきた人物
- 言われた言葉
- 象徴(鍵、動物、光など)
- 気持ちの動き
夢は「心の声」がもっとも純粋に現れる瞬間です。
ラウナハテ(Rauhnächte)13の願いの儀式(リチュアル)

年末年始のラウナハテワークをやる際には、まず以下の13の願いを書き出すことから始めましょう。
13の願いとは?
冬至の頃に行う伝統的な願い事の儀式。
13枚の紙に、叶えたい願いを1つずつ書きます。
書き方のポイントは
- 現在形
- 肯定形
- 感情を入れる(どんな気持ちで叶っている?)
例:「私は心から安心し、自分を信じて人生を楽しんでいます」
やってはいけないNG例
- 他人を変えようとする願い
- ネガティブな表現
- 依存的な願い
ラウナハテ(Rauhnächte)13の願いの儀式のやり方
- 13枚の願いを、区別がつかないように折りたたむ
- 24日〜5日の夜、毎晩ひとつ引き、開かずに燃やす
※火を扱う際には注意が必要となりますので、燃やすのが難しい場合には無理に燃やさずに燃えるゴミとして燃やしてもらうでも良いかと思います。火の取り扱いには十分に注意してください。 - 燃やす=願いを宇宙に委ねる
- 灰は大地に返す
- 最後の1枚だけが残る
- それが「自分の努力で叶える願い」
ここが重要:
宇宙に委ねる12枚と、自分が叶える1枚がある
この仕組みが最大のポイント!
三賢王の夜(最終日)にすること
1月5日〜6日の夜は「奇跡の夜」。
最後の1枚を開いて読む日です。
そこに書かれている願いは
あなたの1年の「課題」であり、成長テーマ。
- 呼吸を整え
- ろうそくを灯し
- 静かにその願いを読む
この夜に石や儀式道具をチャージする人も多いです。
ラウナハテ(Rauhnächte)12夜のジャーナリングガイド

クリスマスイブ12月24日〜1月6日にかけて、毎日(できれば夜に)ジャーナリングワークを初めていきましょう。13の願い事を燃やす(または破棄する)ワークも一緒に行いましょう。
第1夜(12月24日/25日)
対応月:1月
テーマ:基盤と根(ベース&ルーツ)
12月24日の夜、最初のラウナハテが静かに幕を開けます。
クリスマスの夜は「動物たちが話すことができる」という伝承が残る「魔法の夜」。
この第1夜は 新しい年の1月を象徴し、
テーマは 「基盤と根」。
来年一年のすべてを支える土台を築く時間です。
人生の根の部分、価値観、家族、安心感、整えたい生活サイクル
こうしたものが整うと、どんな風が吹いても揺らがなくなります。
また、この夜は「新しい年のための種まき」の時間でもあります。
静かにキャンドルを灯し、ご先祖様へ意識を向けてみましょう。
私たちは忙しすぎて「どこから来たか」を忘れがちですが、
ルーツを思い出すことは、自分を深く理解するプロセスでもあります。
✍️第1夜(12月24日/25日)の問いかけ
- どの分野で自分の“根”を強めたいですか?
- あなたの土台を支えてくれるものは何ですか?
- 心の中で強くつながりを感じるご先祖様は?
- 今日、どんな“新しい種”を蒔きますか?
自由にノートに書き出してみましょう。
第2夜(12月25日/26日)のラウナハテジャーナリング
対応月:2月
テーマ:内なる導き
12月25日の夕暮れとともに、第2のラウナハテが始まります。
この日が象徴するのは 2月、そしてテーマは 「内なる導き」「インナービジョン」。
冬の静けさが少しずつ緩み、光が戻り始める季節。
ケルトの祝祭「インボルク(Imbolc)」と重なり、
「種が静かに内側で目覚める時期」を表しています。
それと同じように、今日は直感・内なる声・高次の自己とつながる日。
あなたが探している答えは、外側ではなく内側にある。
その事実に気づくための静かな時間を取りましょう。
✍️第2夜(12月25日/26日)の問いかけ
- 私は自分の内なる導きを信頼できていますか?
- どんなサイン(合図)を受け取っていますか?
- 「自分と平和でいる」とはどんな感覚ですか?
- どんな問いの答えを求めていますか?
第3夜(12月26日/27日)のラウナハテジャーナリング
対応月:3月
テーマ:心をひらく
3月は芽吹き、新しい始まり、奇跡の季節。
第3夜はその象徴として「心をひらく」ことがテーマです。
この日は「ハートの扉」を開く時間。
過去との確執、痛み、自分への不信…
心を閉ざしていたものを少しずつ緩める日です。
この夜はビジョンボードや願いのコラージュ作りにも最適。
願いに光を当て、ハートで感じる願望を言語化してみましょう。
✍️第3夜(12月26日/27日)の問いかけ
- 私の心は、本当は何を望んでいますか?
- 深い喜びで満たされる瞬間は?
- 誰(何)が、私の願いを妨げていますか?
- 自分にもっと愛を与えるには?
第4夜(12月27日/28日)のラウナハテジャーナリング
対応月:4月
テーマ:解放と変容
4月は気まぐれな天気、とめどない変化、揺れる心を象徴します。
第4夜は「解放と変容」の力が最大化。
良いも悪いも含めて、
「すでに役目を終えたもの」を手放すタイミング。
重荷・不要な習慣・自分を苦しめる考え方。
それらを紙に書き、火で燃やす手放しの儀式も有効です。
※火を扱うときには十分に注意してください。また、必ずやらないといけないものではないので、難しい場合は無理にやらないでおきましょう。
火は変容の象徴。
燃える炎を見つめながら、新しいスペースを空けていきましょう。
✍️第4夜(12月27日/28日)の問いかけ
- 古い年に置いていくものは?
- もう考えたくない思考は?
- 身につけたい新しい習慣は?
第5夜(12月28日/29日)のラウナハテジャーナリング
対応月:5月
テーマ:友情と自己愛
春の最高潮。
第5夜は 「友情と自己愛」 がテーマ。
他者とのつながり、そして自分との友情。
この2つのバランスが整うと、人生の喜びが増えます。
“自分を親友のように扱うか?”
これは大人になってから特に重要な問いです。
許し、休息、寄り添い、励まし。
すべてあなた自身にも必要なもの。
✍️第5夜(12月28日/29日)の問いかけ
- 私は自分の一番の味方になれているか?
- 心地よい関係とは?
- 自分を許すために必要なことは?
第6夜(12月29日/30日)のラウナハテジャーナリング
対応月:6月
テーマ:浄化と手放し
夏至へ向かう道のり。
第6夜は「恐れ・心のブロックと向き合う夜」。
光が最高潮に達する6月は、影もまた濃くなる季節。
あなたの中の恐れも、浮き上がって見やすくなります。
ローズマリーオイルを入れた浄化バスは特におすすめ。
「重たいものを洗い流す」象徴として、深い浄化が起こります。
✍️第6夜(12月29日/30日)の問いかけ
- 私を縛ってきた恐れは?
- 恐れがなければ何をしたい?
- どのブロックを手放す準備ができている?
第7夜(12月30日/31日)のラウナハテジャーナリング
対応月:7月
テーマ:新しい始まりへの準備
大晦日の儀式。
この夜は「清算と新たな扉の準備」。
海塩風呂、空間浄化、未払いや滞りの整理。
「古い年が家を離れていく」イメージで窓を開けましょう。
今日は「歩く瞑想」にも最適。
新しい年に迎えたい価値観・行動・関係性を明確にします。
✍️第7夜(12月30日/31日)の問いかけ
- 新しい年に呼び込みたいものは何?
- 何を終わらせ、何を始めたい?
- どんな自分で新年を歩き始めたい?
第8夜(12月31日/1月1日)のラウナハテジャーナリング
対応月:8月
テーマ:新しい生命の誕生
新年の朝。
この夜は「再生・豊かさ・生命エネルギー」 がテーマ。
占いに適した夜で、ルーン、カード、オラクルなどを引くのも良い日です。
新しい空気を呼び込むために窓を開け、光を宿す時間を取りましょう。
✍️第8夜(12月31日/1月1日)の問いかけ
- 私はどう新しい年を始めたい?
- 誰に、どんな祝福を送りたい?
- 自分自身をどのくらい信じている?
第9夜(1月1日/2日)のラウナハテジャーナリング
対応月:9月
テーマ:黄金と祝福の光(収穫)
収穫、整理、取捨選択のエネルギー。
今年「なにを実らせたいのか」が問われます。
本質と不要なものを切り分け、人生の舵を取り戻す日。
✍️第9夜(1月1日/2日)の問いかけ
- 私の最重要目標は?
- その達成に必要なステップは?
- 今年収穫したいものは?
第10夜(1月2日/3日)のラウナハテジャーナリング
対応月:10月
テーマ:ビジョンと実現
10月は「はかなさ」と「深い洞察」の季節。
森が最も美しく色づき、やがて落葉が始まる頃です。
この日は「人生のビジョンと具体化」がテーマ。
どんな未来を創りたいか?
どこに時間とエネルギーを使いたいか?
すべてが問われます。
✍️第10夜(1月2日/3日)の問いかけ
- 新しい年のビジョンは?
- 私は何に最も時間を費やしている?
- その使い方は本当に望みと一致している?
第11夜(1月3日/4日)のラウナハテジャーナリング
対応月:11月
テーマ:手放しと別れ(レガシー)
11月は死・別れ・無常を象徴する月。
そのため、第11夜は「人生の意味」「残したいもの」を見つめる日。
何を終わらせ、何を遺したいのか。深い問いに向き合う夜です。
✍️第11夜(1月3日/4日)の問いかけ
- 私はなぜここにいるのか?
- 人生の意味は?
- 世界に残したいものは?
- 今、手放すべき終わりは?
第12夜(1月5日/6日)のラウナハテジャーナリング
対応月:12月
テーマ:浄化と恩寵(めぐみ)
最後のラウナハテ。
異界の扉が閉じ、新しい年が完全に動き出します。
この12日間で得た気づきを統合し、ひとつの物語として受け取る時間。
- 何を手放した?
- 何を見つけた?
- どんな感情が動いた?
静かな感謝とともに新しい年に進みましょう。
✍️第12夜(1月5日/6日)の問いかけ
- この期間から何を持ち帰りましたか?
- 魔法のようだった瞬間は?
- 何が終わり、何が始まった?
ラウナハテを続けると人生はどう変わる?
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ラウナハテは単なる儀式ではありません。
以下のような変化を感じる人が多いです。
- 一年の流れがスムーズになる
- 直感が鋭くなる
- 決断がしやすくなる
- 望みが明確になる
- 自己肯定感が高まる
毎年、年末年始の行事として取り入れてみましょう!
まとめ|ラウナハテは「自分を整える12夜」

ラウナハテは、日本ではまだ知られていませんが、ヨーロッパの深い文化です。
この12日間を意識して過ごすだけで、
一年の見通しが立ち、自分の本音に気づきやすくなります。
・無料で始められる
・誰でもできる
・人生に静かな変化をもたらす
もし、
「もっと深く、自分と向き合う時間を作りたい」
「ラウナハテを使って来年のテーマを受け取りたい」
と感じたら…
ブログでは触れきれなかった・魂の問い・深いジャーナリング・宇宙に委ねる願いの書き方を完全版としてまとめています。
↓12夜のジャーナル&13の願いのワークをじっくり取り組める「詳細ガイド」
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👉ラウナハテ(Rauhnächte)—12夜のジャーナル&13の願いガイド—
あなたの未来が静かに動き出すきっかけになりますように。


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